【肘折温泉】豪雪地帯に佇む風情ある湯治場。 レトロモダンの宿 丸屋

旅行
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 せっかくの連休なのに、今年はコロナに加えて、年末大寒波が襲来!
 それでもちょっとは旅行気分を・・ということで、自分としては珍しく温泉旅行に出ることにしました。
 目的地は豪雪地帯、山形県・肘折温泉!

道のり

 東北は大雪で、自分の住む宮城県県北もすでに積雪30センチを記録!
 この数年は「温暖化のせいか、雪ふらなくなったな~」なんて言ってたのに、まとめてドッカリときた感じです。
 そして目的地の肘折は、すでに積雪1.5メートルとの情報。東北住みのくせにいつまでも不慣れな雪道運転、マイカーでいって大丈夫かなあ・・と少し迷ったものの、まあなんとかなるさ!と意を決して出発。
 前日~当日にかけて晴れたおかげか、自宅から温泉街まで終始雪がほとんどなく、拍子抜けしてしまいました。
 肘折温泉近くになると、道脇の雪はさすがに高く積もっていたけど、道はきれいに除雪&融雪剤で処理されていて、安心して走ることができました。でも温泉街近くの道は急勾配の箇所あり!大雪の日などは登れなくなるのでは・・?なんて心配も。

観光: 最上川舟下り

 温泉に着く前に、一箇所だけ観光しました。
 最上川の舟下り。NHK朝ドラ”おしん”の幼少期の舞台となった川です。
 12:50発の舟にのり、1時間ほどののんびりとした船旅。予め注文していた「竹籠弁当」は思いのほか美味しかった!車の運転がなければ、一杯やりながら楽しめるんだけどなあ~。

 あっという間に弁当をたいらげて、両岸の雪景色や時折あらわれる小滝などを眺めつつドンブラコ。なにより退屈しないのは、船頭さんの軽妙なトークのおかげ。随所にギャグを織り交ぜつつ、見どころを案内してくれます。

 熱心に教えてくれたのは、天然杉。見分け方は外観、尖っておらず丸いもの。
 植林の杉は珍しくないけど、天然杉といえば有名な屋久杉のような、いってみれば本州でもあまり目にしない貴重なものなんですね!
 舟下りの終点は、船会社がバブル期に建てたというラブホテル然とした欧風建物。(失礼。船頭さんがこう言っていたもので。) おみやげコーナーをひとしきり眺める時間をとって、出発点に戻るバスが到着。
 若者には刺激が足りないかもしれないけど、まあこういうのも味があるかな。

宿: 肘折温泉・丸屋旅館

 いつもの旅行はビジネスホテルばかりなのだけど、今回は「目的なし・温泉でゆっくりするだけ」の旅行。めったに止まらない温泉宿に泊まります。いつもの楽天トラベルで肘折温泉を検索。いくつもある宿の中から選んだのは、レトロモダンの宿「丸屋旅館」。
 宿の前に車をつけると、従業員が駐車場まで移動してくれました。
 玄関を入ると目に入ったのは番傘、下駄。前方に目を移すと年季の入った板の廊下と、正面に同じく古そうな階段。いやあレトロ。仲居さんに案内されて2階に向かいます・・階段がギシギシきしんで、踏み抜いてしまうんじゃないかと・・。でもそこも味ですよね!

 この宿、全部で7室しかありません。我らの部屋は2号室。
 二間続きで十分すぎる広さ!
 真冬でしたが、お湯を循環させる暖房?とエアコンで部屋だけでなく廊下もじんわり暖か!コタツもありますが、入る必要がないくらいでした。
 洗面やトイレもリフォームされておしゃれでキレイ。
 全体に、ゆったりくつろげる雰囲気でしたよ!

風呂: 源泉かけ流し、プライベート感満点

 お風呂は源泉かけ流し。
 空いていればいつでも使える貸し切り風呂がひとつと、男女入れ替え制のお風呂がふたつ。入れ替えのお風呂の片方は露天風呂つき。
 肘折温泉を開湯した僧侶が肘の怪我を癒やした・・とされるお湯は「ナトリウム塩化物炭酸水素塩泉」というそうです。かけ流しだけあって、ちょうどよい湯温のときもあれば、ちょっと熱めのときもあり。かなり濁りがあり、肌をさするとスベスベとした感触の、とても温泉らしい温泉ですね。
 訪問したときは、どのお風呂に出向いても自分しか入っておらず、プライベート感満載でした。これも客室数の少ない宿ならではですね。

 丸屋旅館の道路を挟んだ目の前に、「上の湯」という公衆浴場があります。宿泊客には無料券をくれるので、こちらもいただいてきました。
 この日はお湯が熱く、長くつかっていることはできなかったけど、地元の人たちも集まるとても雰囲気のあるお風呂でしたよ。
 洗い場がなくコインロッカーなどもありません。本当に目の前なので、浴衣に手ぶらで立ち寄るのがおすすめです!

食事: つや姫と山の幸、山形牛!

 夕食は部屋ごとに決められた個室でいただきます。
 まさに「山の幸」という感じで、山菜の小鉢が多数に、山菜・野菜の天ぷら。

 キノコ汁はダシがよくでて、それが肉に染みこんでじんわりくる味。
 豆乳豆腐を温めてその場でつくって食べる趣向も面白い。
 ここでも登場の鮎はとても脂がのっており、火にあてられていたようで暖かいこともあって旨い!
 山の幸というと、ボリュームは控えめかな・・と思っていたけど、これだけでも十分な量。生物がないことには後で気づいたけれど、山奥の宿だから生物がないことも好感がもてますね。

お櫃でだされるご飯は、山形県産米の「つや姫」。弾力のある触感と甘み、おいしいごはんだなあ。
今回は「山形牛霜降りステーキプラン」を選んだので、肉も焼きます。
 こちらはおろした生わさびと塩で食べるのですが、これがまた美味しい!焼き肉のタレの濃い味に慣れた舌に、新鮮な味わいですね。

感想

 肘折温泉はまさに「山奥」。いくつもの宿が立ち並ぶけれど、派手な温泉街とは違い、出歩くような遊びはありません。だからこそ、ひたすらゆっくり過ごすのにもってこい!

 翌朝は雪が強くなったので、帰りの路面を心配して、周辺の散策や湯巡りは諦めて帰路につくことにしましたが、やり残しはまた訪れる理由になりますね。
 雪が本格化する前の11月までは、毎朝「朝市」が出てみどころになるようです。周囲の山々の紅葉を楽しみつつ、次は秋あたりにきてみるのもいいな・・と思える温泉でした。

レトロモダンな宿 肘折温泉 丸屋

住所: 〒996-0301 山形県最上郡大蔵村大字南山519
電話: 0233-76-2021

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